頸椎椎間板ヘルニアの痺れを改善

なかなか改善しない腕の痺れありませんか?

  • レントゲンで椎間板ヘルニアと診断された…
  • 牽引や電気治療、マッサージを受けているが改善しない…
  • 治療後はラクになるが持続しない…
  • 必要のない薬から離れたい…

首に鈍い痛みがある…腕に痺れを感じる…と当院を受診される方の多くに外科でレントゲン撮影をして「椎間板の間が狭くなってますね。」と診断を受けていることがあります。

実はレントゲンで椎間が狭くなっていても不快な痺れが消失するケースが実際に多く診られます。

当院は鍼灸治療専門院ですので東洋医学的な診方で椎間板ヘルニアの主症状である痺れを改善につながる例を書いていきます。

読むと痺れが改善しやすい状態へと気づくキッカケになるかもしれません。

それは一言でいうと今後の日常生活を不快な症状を我慢せすに過ごせることにつながります。

痺れの出てくる原因は?

椎間が圧迫されてクッションの役割をする椎間板が押し出されて神経根を刺激してしまう。それによって痺れや痛みなどの神経症状が現れるというのが椎間板ヘルニアの主症状とあります。椎間板ヘルニア

なので圧迫をしている部分を解放してあげれば良い!というのが頸部をベルトなどで引っ張る牽引治療ですね。姿勢を保つ筋肉が固くなるのだから椎間が圧迫される。では硬くなった首周囲の筋肉を柔らかくすれば良い!というのが局所的に施される鍼灸治療や電気治療、マッサージ。これらは原因が頸椎ヘルニアが現れている首自体にあるという西洋医学的な考えに基づいています。

東洋医学的な原因の考え方

東洋医学と言っても様々な考え方がありますが、当院では根源的な氣の考え方を用います。

心身の消耗、つまり生命力が弱ってしまうことによって本来の状態を保つことができなくなり症状が現れるという考え方です。

細胞組織が弱るところに冷えが現れる。

以前、ストレートネックの症状を改善するという記事を書かせていただいたことがあります。

過去の記事はこちら「ストレートネックの改善」

猫背の女性

冷えが深いところ、身体の中心部分。つまりお腹が弱っていると無意識に防御姿勢をとることで背中が丸くなり首の湾曲がなくなってしまう。これがストレートネックを招く要因の一つです。すると椎間板は圧迫を受ける形へとつながってしまいますね。

氣虚(ききょ)と言って氣を消耗しすぎると身体の形を保つことができなくなってくるという考えがあり、様々なヘルニアと呼ばれる症状がこの考えに当てはまります。

つまり精氣の虚「生命力の低下」ということが万病の元につながるわけであり

  1. 精氣を消耗しないこと
  2. 精氣を補うこと

この二つのバランスで私たちの体調が保たれていることになります。

椎間板ヘルニアによる痺れを改善させていく方法

「精氣を虚さないこと」と前述しましたが、では日常生活でどうすればよいか?

それには3つのキーワードを意識して身体を活性化させていきましょう。

3原則

  1. よく動く
  2. 姿勢と呼吸を意識する
  3. よく休む

これが重要となります。

①よく動く

はじめは全身を心地良く動かせる運動が効果的です。凝り固まった身体をほぐしていくようなイメージです。ヨガや太極拳が理想的な運動ですが日常的に身近なものとしてはラジオ体操でも十分に良い効果が得られます。

特に朝早い時間の陽を受けながらの運動はホルモンバランスのリセットにも関わり睡眠の質が向上することも科学的に立証されていますね。

運動に慣れてきたら心拍が上がるような脚を動かす運動を取り入れることで全身に血液を送り出す力が強まることに繋がります。

心地良く

②姿勢を意識する

無意識にお腹を守るような防御姿勢をとっていませんか?この姿勢だと胸が開かずに呼吸が浅くなることにつながってしまいます。

呼吸が浅くなると身体が固くなり疲れやすく冷えが生まれやすくなります。

胸を張らないまでも鎖骨を意識して前に出せるようにして息を大きく吐いてみましょう。

無理に筋肉を鍛えることはなく自然と姿勢を保つ筋肉はついてきますよ。

深呼吸

よく休む

心地良く動いて身体に血液がまわると必然的に疲れが出てきます。ここで上手に休むことで質の良い睡眠をとることができます。

もちろん寝過ぎは疲れてしまうので適度にしましょう。

回復しやすい身体で目覚めることで、この3つのサイクルが上手に回ります。よく休む

 

 

当院の鍼灸治療が効果的な理由

当院で行う鍼灸治療は精氣を補うことを目的としており、施術を受けていただくと身体が温まって内側から緩んでくることがご実感いただけると思います。

これはつまり『③よく休む』の作用を効果的に発揮させて、より回復しやすい状態を作り出すことへと導きます。

心地良い熱が身体をめぐり、冷えが消失することでお腹を守る防御姿勢がなくなり椎間板による圧迫が解放され不快な痺れがなくなる。すると身体はどんどん磨かれように活性化していきます。

これは椎間板ヘルニアに限らず健康的な身体を取り戻すことにつながり、不快な症状が出現しない状態で健康的に日常を過ごすことができるかけがえのない財産でもあります。

不快な症状は身体からのサインです。治療を受けていても繰り返す症状の場合は原因がその場所にないケースがあります。

身体全体を一つの存在として治療を行う鍼灸治療を上手に取り入れてみてください。

痛みや熱さをほとんど感じない鍼灸施術です