繰り返す膝の痛みを改善
繰り返す膝の痛みでお悩みはありませんか?
- 膝の痛みで好きなことができない…
- 腫れが引かない…
- 何度も注射をしているが水が溜まってしまう…
- 整形外科や整骨院に受診してもなかなか改善していかない…
こちらではしつこく繰り返す膝の痛みが治り始める東洋医学的な治療の考えを記していきます。
これを読むとなかなか治らなかった膝の痛みが繰り返さなくなることはもちろん、いつまでも健康的な脚を保つことができ、今後の生活の中で好きな運動や仕事を続けていけることにつながります。
そのきっかけとしてなぜ膝の痛みが出てきてしまったのか…原因が重要となります。
膝の痛みが出てくる原因は?
外傷と言って「ぶつけた」や「捻った」など外力が加わった場合には、膝自体に原因があるため外科的な治療で回復に至るケースが多いように思います。
しかし前述した「繰り返し膝の水を抜く」ことや「痛みが繰り返す」場合にはすでに膝に原因がないケースが多くみられます。
東洋医学的には『脚の内側』という場所は【冷え】の影響が大きい部分となります。この【冷え】は血行不良はもちろん細胞が活性化をしていない部分を表現しており、つまり元気が乏しいところという考えもできます。
【冷え】が極まると【熱】が生まれるという考え方があり、これが炎症という考えになります。
ここで重要なのが冷えがなぜ生まれたのか。ここを掘り下げていくと膝に痛みが出てくるようになった原因があらわになってきます。
脚よりもさらに深い場所、それは身体の中心となるお腹。生命活動で最も重要な部分です。ここに冷えが生まれることで無意識に防御姿勢をとるようになります。
お腹を守るような姿勢、脱力をしたいわゆる猫背のような形です。横から見るとこのような姿勢ですね。
これを前から脚の形を見てみると内側に力が入りにくく、O脚と言われるような膝が外側へと広がってしまうことが多く見られます。
すると膝関節の内側に負担がかかり炎症が起きてしまうことにつながります。
要するに無意識の領域で身体を支える力が弱まってしまっているので、この姿勢自体が膝に痛みが出てくる原因と考えてみた場合に膝だけの局所的な治療では痛みを繰り返してしまうことになりますよね。
膝の痛みを繰り返さなくする方法
身体を活性化することが重要となります。
日常生活で3つのキーワードを意識してみましょう。
- 足の筋肉を使う
- 休ませて緩める
- お腹を温める
この3つが重要となります。
足の筋肉を使う
整形外科などリハビリの考えでも筋力低下というキーワードを耳にしたことがあると思います。もちろん脚を内側に閉じる、膝でクッションを挟むような動作も重要となります。
しかし筋肉を使うという広い意味では気持ちよく動かせる運動でもじゅうぶん効果的です。例えばラジオ体操や太極拳、ヨガなどの全身運動ですね。
身体が活動的になることで全身に気血が巡り活動的な状態となります。つまり足だけに限らず内臓の血流も上がり冷えが取り除かれていきますからね。
無理なく心地良く続けられることが重要となります。
気血を巡らせる力を発揮させていくことにつながります。
休ませて緩める
1日の中で最も炎症を治す効果が大きい時間は睡眠中と言われています。よく動かれた時にはよく休みましょう。疲れが抜けないと冷えが生まれてしまいますからね。
よく動いてよく休むサイクルが上手に働くと身体が磨かれてくるように健康な状態へと向かいます。
痛めた部分を治す力を発揮させることにつながります。
お腹を温める
お腹が弱ると足先の血流低下につながりやすくなります。足の内側、膝やうちくるぶし、足の裏などはお腹につながる血管、神経、リンパ管の走行と関係が深く陰的な働きとなります。
足に力が入りにくくなってしまうことにつながりますからね。
お腹、特に内側から温めるように、冷たい飲食物を避けて白湯など温かいもので内側から熱をいれてあげましょう。
回復しやすい状態を作ることにつながります。
結論
いつまでも繰り返してしまう痛みの原因は痛む場所にないケースがあり、治らない状態を改善していく東洋医学的な治療という手段もあります。当院で行う鍼灸治療は身体全体を一つの存在として治療をおこない精氣を補っていくことを目的としています。
痛むことのない状態は、好きな場所へと自分で動ける健康的な脚を保つことができからね。つまり治らなかった膝の痛みで悩むことがないことは、今後の人生を過ごすかけがえのない健康財産とも言えます。
痛みのない状態からよく動き、よく休むという健康的なサイクルを取り戻してみてください。