偏頭痛の改善

偏頭痛

偏頭痛がツラく薬を手放せない…そんなお悩みありませんか?

  • ツラい頭痛で集中できない…
  • 薬を飲めば落ち着くけども改善しない…
  • マッサージや整体を受けてもまた症状が現れてしまう…
  • なるべく薬は使いたくない…

現代社会では薬が身近に入手できるため、つい手を伸ばしやすくなりますよね。しかし原因が解消されていないとまた症状は現れやすくなります。

そして頭痛が現れるのは身体からのサイン。

ここでは東洋医学的な偏頭痛の考え方とツラい症状が繰り返さないようにできることを書いていきます。

これらに気をつけて生活していただくとツラい偏頭痛が現れにくく忘れるように症状がなくなるかもしれません。

ひと言で言うと必要のない薬から離れられることにつながります。

キーワードは『身体本来の調節機能を取り戻す』ことが重要となります。

東洋医学的な偏頭痛の考え方

大まかに頭痛には血流不足から起きる温めた方が良い頭痛と、血管の調節機能から起こる冷やした方が良い頭痛に分けられます。これは西洋医学的な見解となりますので、こちらでは東洋医学的な考え方を記していきます。

まず上実下虚(じょうじつかきょ)と言い「上部(陽)に力が集まり下部(陰)の力が弱る」陰虚陽実(いんきょようじつ)とも言われます。

イメージとしては温まったお風呂のお湯をそのまま放置すると上の方には温かいお湯、下の方には冷たい水が分離しますよね。

お風呂

これが病の発症につながるという考え方です。

しかしいきなり上に熱が上がるということは少なく、まずは下や深い場所、つまり陰に冷えが生じた後に陽に熱が上がるケースが多くみられます。

血行不良はもちろんストレスや疲れによる弱りからから冷えは起きてくるので、冷えは万病の元といわれる所以でもありますね。

3つの重要なこと

3原則

足とお腹をよく温める

陰虚を解消するために足とお腹を温めることによって上に登った熱が下に降りてくるようなイメージとなります。

実際に温かい血液がお腹に巡り、内臓器官が温められることで身体の調節機能が発揮されやすくなると考えられます。

おそらく冷え性の方は靴下や膝掛けなどで熱を逃さないよう心がけているかと思いますが、さらに物理的に心地良い熱を与えてみてください。足の裏やうちくるぶしが効果的です。

身体を動かす

血液を送る力は心臓よりも全身の筋肉の方が役割が大きくあります。

特に大腿部の大きな筋肉は効果的です。

心地良く動かせる運動で深く呼吸をしながら全身、細胞の隅々に血液を送らせましょう。

慣れてきたら少し心拍が上がるような運動も週に何回か取り入れるとさらに効果的ですね。

心地良く

心身を休ませるスイッチを入れる

スマホや自動車などをイメージするとわかりやすいと思いますが、常に活動を続けている状態では熱を帯びてきてうまく動かなくなってくることがありますよね。オーバーヒートです。

身体でも同じことが起き、先ほどの陽実のような例えでしょうか。つまり頭痛が起きます。

1日の中でちゃんと休憩時間をとられていますか?空いた時間にスマホを使用している時間は休憩の効果が得られにくいことが考えられます。あれこれ考えたり情報処理にエネルギーが費やされますからね。

公園の緑を見たり外の空気を感じたりと心身を休ませるスイッチを入れる何も考えない時間も大事です。

深呼吸

結論として

身体本来の調節機能が働き頭痛が現れていない状態が現れるとしたら、それは本来の体調であります。つまり本来は頭痛薬などが必要ではないのかもしれません。

当院の鍼灸治療では万病の元【冷え】を取り除くことを重要視しています。

前述したお風呂の件ですが、お湯を攪拌するようなイメージで気血が巡り出し冷えが解消されていくことが期待できます。

すると忘れるように不快な症状がなくなり、必要のない薬から離れられることにつながっていきます。

今後の生活を心地良く過ごせますように、鍼灸治療でリセットするという方法も取り入れてみてくださいね。