ご家庭でできるはり・きゅうセルフケア

身近な存在になった鍼灸用品でセルフケアをできる時代

最近は薬局や通信販売でも鍼灸用品が気軽に手に入るようになりましたね。某100円ショップでもお取り扱いがあったことに驚きました。

手軽にできる鍼治療と言えば円皮鍼(えんぴしん)や皮内鍼(ひないしん)ですね。シールに0.2ミリほどの鍼がついていて、御自身で取り外しができるので、痒みや違和感が現れた際にも簡単に対処できます。しばらく張り付けておけるのでスポーツの筋疲労緩和への軽減目的などにも使われていますね。

お灸でもシールで張り付けて火をつけるタイプがあります。こちらは製品によって、形状の違いや温度も変わりますが、熱で刺激を与えるという点ではどの品も一緒ですね。

台座灸

どのツボに使ったらいい?

ツボがどこにあるかわからない…

もちろんだと思います。

「この症状にはココの経穴(ツボ)」という本も多数出版されていますよね。

そうした効果的なツボはもちろん存在しますが、厳密に言えばこのツボでなければ効かないという事はありませんよ。

なぜなら鍼や灸の皮膚刺激は必ず脳にまで届き、生体反応が起こるからです。

確かに身体の状態によって冷えや反応が表れて、より高い効果が得られるようにツボという表現を用いているかもしれませんね。

鍼灸治療のメカニズムは生体反応です。

害のない微細な刺激で身体の回復機能を利用するという、とても理にかなった治療法ですよ。

阿是穴(あぜけつ)と言って、痛みや冷えが出ている場所もツボになる。

ツボという概念に厳密に捉われなくても効果はありますよ。

専門的な治療で体調を整え不調を改善する事はもちろん大事です。しかし良い状態を保つために日常生活の中で日々の負担をリセットしつつ生活できるとしたら、体調を崩したり不調に陥らず、もし不調が表れたとしても回復しやすい元気を保てているかもしれませんね。

東洋医学では「未病治:みびょうち」と言い、未だ病にならないように治す、という言葉があり究極の健康法だと思います。

テレビなどで大きな熱いお灸をガマンしてすえられている映像や、過去の熱い体験などで怖いイメージもあるかもしれませんが、鍼灸治療は生体反射を用いた、とても心地良い効果的な治療法ですよ。

今後は、症状別などでもこちらのページに有効なツボを掲載していきたいと思います。

三陰交(さんいんこう)

三陰交のツボ

内くるぶしから指4本を横に揃えた高さ、脛の骨の後ろ際に位置し、優しく触れていくと陥凹を感じる場合もあります。

腰の痛み、胃腸の症状、こむら返りや足の冷え、婦人科疾患全般に効果的です。

三陰交の【三陰】とは十二経絡の太陰脾経、少陰腎経、厥陰肝経が【交】わるという意味から成り、腹部の冷えが表れるツボとなり、安産のツボとしても有名です。

このツボは強い刺激を避けて、指圧や温熱作用で暖かく心地良い優しい刺激を与えてあげてくださいね。

お灸を使ってセルフケア

病にならないように、まずは御自愛にてお過ごしくださいね。