【大暑】土用にご用心を
船橋市のじんゆうどう鍼灸院です。
暦は【大暑:たいしょ】に入りました。一年で最も暑さが厳しく感じられる頃とされていますが、今年は梅雨明けが長引いて、まだ厳しい暑さという感じではありませんね。しかし梅雨が明けると熱くなると身構えていてもいいのでしょう。一昨年の日記を見返してみると、すでに気温は36.5℃あったそうですから驚きです。
その炎天下の中、ロードバイクで走っていた自分にも驚きです(軽度熱中症を経験したので、もう無謀なことはしません…)
土用にご用心を
『土用:どよう』という言葉を耳にされたことがあると思います。『土用丑:どよううし』うなぎで有名な丑の日の『土用』です。カレンダーをよく見ると書かれていますが、本来は季節の変わり目にある期間を土用と言い、一年の中で4回あります。
気候の変化によって心身への影響が大きいと考えられて、私が卒業した鍼灸専門学校では「土用の時期は庭や畑仕事で日を長く当たりすぎないように。」とも教えられました。
とりわけ夏の土用は影響が強く滋養強壮促進するために栄養価の高いものを意識して摂取できるように、という習わしが江戸時代からも養生学として伝えられてきたようですが、ウナギが必要かというのは諸説あるそうです。しかし、江戸時代の健康法「養生訓:ようじょうくん」では「夏の土用前後一週間は熱い茶を飲むように。」と冷えに対する健康意識が高かったように思えます。
どうしても暑さに対する冷房や冷たい飲食を口にする機会が増える時期になります。朝起きた後と就寝前に温かい白湯でお腹を休めてください。お腹が温まり体温調節機能が働くことで熱中症予防にも効果的ですよ。
特に今年はマスクを使う習慣が増えることで喉の乾きを感じにくくなりますので、こまめに水分補給を意識してくださいね。「飲む」というよりは「口に含む」感覚がラクだと思います。
暑さと冷えに気をつけて、夏を乗り越えていきましょうね。
患者さんからステキな贈り物をいただきました。
軽井沢に思いを馳せて有り難くいただきます。
いつもありがとうございます。