笑顔のチカラ

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船橋市のじんゆうどう鍼灸院です。

精神科医である「樺沢 紫苑:かばさわ しおん」先生著、【アウトプット大全】を読ませていただきました。

実は私、こちらでブログを書かせていただいてますが、じつは情報を発信したり、発言したりというというアウトプット作業に苦手意識が強いのです。なぜなんだろう…なんで効率が悪いのだろう…と思っていた矢先、書店で目に止まったこちらの本で勉強させていただくとなにかが変わるきっかけになるのかもしれない!ということで勉強をさせていただきました。

アウトプット大全

いやはや、さすが、なるほど!ということばかり。とても充実した内容でまとめられています。

私も「人に説明でき教えることで自分の成長になる。」と考えていましたが、アウトプットすることで記憶がまとめられて運動野としても情報処理されインプットされると書かれています。この効果はインプットし続けていく行為と比べると何倍も効率が変わるということですよ。

さて、今回の題名は【笑顔のチカラ】とさせていただきました。アウトプットとなんの関係が?と思われるかもしれませんが、樺沢先生は作家でもあり精神科医でもあります。この本の中で「自分の感情をアウトプットする」という頁があります。カリフォルニア大学の研究で心拍数、体温、肌の電気信号、筋肉の緊張などを測定しながら、笑顔、恐怖、怒りの表情をしてもらうという内容です。

笑顔を作ると10秒で安心していると同様の身体的な変化が現れ、恐怖の表情を作ると恐怖の身体的な変化が現れるそうです。

この本には書かれていませんが、怒りの表情ではどうなるでしょう?なんとなく想像できるかと思いますが、きっと身体が戦闘態勢になると思います。筋肉が固く血圧が上昇するのでしょうね。これは一つの実験の話ですが、日常生活の中でもきっと起きている現象だと考えます。

東洋医学でも怒りは筋を痛めるという結びつきがあると言われているのはご存知でしょうか。

もちろん無理に笑顔を作るという行為はストレスが多くかかります。キャビンアテンダントやデパートでの接客といった笑顔を強いられる仕事を「感情労働」と言い、ストレスが多い職業と以前分類されていましたね。

なので無理に笑うことは禁物。ではどうすれば?

私は患者さん方に「心地よいことをたくさん感じてください。」と話しています。温かい、気持ちが良い、美味しい、などプラスの感情です。すると何も考えずに笑顔が作られやすくなりますよね。

そのために鍼灸治療という手段もあります。身体が無意識にかたまっている緊張をリセットしましょう。体調も良いと自然に笑顔も現れてきます。するとご自身の周りにも自然と笑顔が広がってきますよ。

最後にこちらの本にも書かれている【笑顔の8つの効果】を抜粋させていただきますね。

①免疫力が高まる

②ストレスが緩和される

③痛みが緩和される

④各種身体症状に効果がある

⑤記憶力が向上する

⑥幸せを感じる

⑦考え方がポジティブになる

⑧長生きする

『頑張らなければ、病気は治る』(樺沢 紫苑著)

どうか自然と笑顔が広まりますように。オススメの本です。