【休息のスイッチ】2024.10月ニュースレター

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休むスイッチはどこですか?

当院ではセルフケアの一環としてお白湯や運動などを勧めております。もちろん血行促進の作用もありますが、これには興奮状態を緩和する目的も含まれています。

 現代社会では光刺激や過密スケジュールなどによって緊張状態が抜けず回復しにくい体調となっている場合があり、逆に緊張を抜く手段が足りていないケースが多く見受けられます。コロナ禍より増えた在宅勤務は特にそうではないでしょうか。リラックスをして過ごせるはずの環境内にやらなければいけない作業が視界に入ると緊張が抜けなくなってしまいませんか?これは無意識の領域で傾いてしまいます。

 そうした状態を解除するための手段としてお腹の中を温めたり、心地良く身体を動かしたりする刺激は有効な手段となります。言うなれば【休むためのスイッチ】のようなイメージですね。

 リラックスして身体の状態に意識を向ける鍼灸治療は強制的に休むスイッチを入れることのできる手段です。休むスイッチをONにして回復しましょう。 

つぶやき

 私の毎日行っている休むスイッチの一つに【温冷浴】お風呂上がりの冷水シャワーがあります。「え?温まったのに冷水ですか?」と驚かれますが、東洋医学ではダラダラと汗をかく時間は【氣】を消耗していくという考えもあり陰陽の調和をとる目的もあります。

 科学的にも効果が立証されてアスリートもトレーニング後に活用している方が多くいらっしゃり、しっかりと温まって活性化した全身の表面を冷水で冷やすことによってエネルギー産生を促し自律神経バランスのリセットを狙う作用があります。世の中の健康法には個人差があり十人十色です。ストレスがなく相性の良い方法を見つけてみてくださいね。