立春:花粉症対策にもクビを温める
じんゆうどう鍼灸院の石井です。
暦は立春、節分となりましたね。
まだまだ春という言葉に実感しない寒い日が続きますが、梅の花が開いたり地面に新しい芽を見かけたりすると自然の働きの中では着々と春が訪れていることを表しています。
そこで「春」といえば気になる方も多いのが花粉症ではないでしょうか。
花粉が飛散する量というのも少なからずありますが、アレルギー反応を引き起こす体調が大きな要因の一つです。
「去年はツラくなかった…」
「その年によって症状の増減がある…」
「ある年から急に花粉症がなくなった…」
「去年から花粉症が始まった…」
そんな声を聞いたことはありませんか?
実際に私もお酒を飲みすぎたり、過度な運動で疲弊した時に「いよいよ発症したか?」と感じる時もあります。
免疫反応に大きく関わるのは『お腹』とくに腸管と言われていますね。
これは東洋医学でも体の中心、『真ん中』の部分でもあります。
この中心部分に【冷え】が現れると調節機能が働かずに【熱】が上部、表面に噴き出ます。
これがアレルギー症状、花粉症というのが東洋医学での考え方の一つです。
冬の空気の冷たさが地面など下の方にあっても暖かい陽射しの暖かさを上から感じる時は無意識に身体は冷えて弱ることもあります。
前述が長くなりましたが「クビを温めると良い」と聞いたことはありませんか?
これは動脈が触れやすい部分がクビにはあるという背景があります。
手首、足首はイメージしやすいですよね。
付け加えて重要なのが『頚部(首)』『くびれ(腰)』この辺りを柔らかく温めると体温調節がしやすいです。
要するにストールやマフラーと腹巻きですね。
体温調節にエネルギーを消費しなくなると疲れにくくもなります。結果アレルギー症状が出にくい体質にも繋がりますからね。
現代社会では避けれない眼の疲れも花粉症に直結してしまう悩みではあります。
鍼灸治療で疲れを癒して不快な症状を取り除いてみてください。
https://jinyudou.info/case/20200229/