冬至:鍼灸は巡りを起こす治療

じんゆうどう鍼灸院の石井です。

暦は【冬至:とうじ】に入りました。一年で最も日照時間が短くなる時期でもあります。

我が家ではカボチャをいただき柚子湯に入りました。

この時期には語尾に「ん」がつく食べ物が滋養に良いとされています。

例えばカボチャも南瓜:なんきん、だいこん、れんこん、みかん等は全て旬の食材となります。

柚子湯にも効能があり「この時期に柚子湯に入ると風邪をひかない。」と言われており、柚子が黄色くなると医者が青くなるという言葉もあったそうです。

感染症での不安なニュースが続きますが、自然の力を借りて体調を整え、一年で最も寒さの厳しい季節を乗り越えていきましょう。

冬至

陰極まりて陽生ず

東洋医学でよく目にする陰陽太極図では、陽(春)→陰(冬)→陽(春)といった具合に一年周期の働きも表しています。

そこで冬至の現在はというと、

陰極

ここです。

陰極、つまり陰の気が極まっている状態です。日が最も短く寒いという例えもわかる気がしますよね。

時計回りのように左に渦を巻いて進んでいくので、ここから陽遁(ようとん)、つまり陽の気がはじまります。

一日一日と日が長くなり春に向かう始まりです。

陰陽論の原則として時間や働きが止まるという考えはありません。

今年はコロナウィルスに始まり、コロナウィルスに終わる一年となりそうで、特に一年が経つのが早く過ぎたようにも思えます。

環境の変化が目まぐるしく、正に陰極のように暗く寒く感じた状態もあるかもしれません。

しかし陰陽太極図が示すように物事は必ず動き出します。

西洋医学での投薬は「止める」作用の考えが多く耳にします。例えば痛み止め、咳痰止め、下痢止め等々。東洋医学では体の治癒反応を促進するので解毒作用が起きます。つまり物事の巡りを円滑に働き出すのです。

暗く寒い冬でも、目に見えない地中では木々が脈打ち新しい命が芽生え始めています。

来年は今年よりもきっと良い年になりますよう、様々な変化に逆らうことなく、上手に乗り越えられますように。

身体を動かすのは気持ちです。

体調によっても気分は変化します。

心地良く日常を過ごす

心身一如、心も体も一つのもの。当院ではこの考えをモットーに鍼灸治療をしています。

一歩ずつ確実に物事は進んでいきます。暗く冷たい冬の先にある暖かい春が待ち遠しいですね。その時に快適に日常を過ごすことができますように、鍼灸治療で心身を癒してください。

今年もあとわずかです。

無理なく上手に、そして体調管理と感染症予防を大切に一年の締め括りを迎えましょうね。