秋分:風邪予防に意識をおく
じんゆうどう鍼灸院の石井です。
暦は秋分に入りました。秋のお彼岸です。今年は実に強い暑さを感じる夏でしたね。古来より「暑さ寒さも彼岸まで」と言い伝えられていますが、毎年そのとうりに感じ暦の正確さに驚いています。ハイテク機械がない時代に自然の働きを把握していた先人たちの知識は本当に素晴らしいですね。
奥日光に癒される
休診をいただいた日に大好きな奥日光を自転車で走ってきました。
友人たちとは中禅寺湖よりさらに上の駐車場で合流予定でしたが、私は「せっかく日光まで行くのならば、いろは坂を登らないのはもったいない!」ということで車を停めて登り始めました。
以前は片側通行ということで渋滞が起こることが有名でしたが、今では2車線設けられているのでスムーズに走行できています。
いろはにほへとちり…つづら折りのカーブごとに字が付けられており、登ることに夢中になっていると途中で読むことを忘れて気がつくと順番どころではなくなっています。下り坂にも設けられていますが、走行に注意しないと大事故を招きかねないので運転に集中します。車の助手席やバスなどでは楽しく数えることができそうですね。
中禅寺湖を過ぎて戦場ヶ原に向かう途中を脇に入ると知る人ぞ知る【千手ヶ浜】へ。
国有林の中を中禅寺湖まで降りていくのですが、この道は一般車両進入禁止で走れる車は送迎のバスと軽車両の自転車のみ。野生の猿が戯れている静な自然の中を安心して走れるのはとても貴重な環境です。
ハイキングをしている方々と笑顔で挨拶を交えながら千手ヶ浜へ到着。ここは自然のヒーリングミュージックと言いますか、湖畔の水辺、風になびく木々の音、鳥の鳴き声が車などの騒音に遮られることなく絶えず心地良く感じられる天国のような場所です。もうずっと居られます。
風邪予防に意識をおく
休診をいただいている中でしたが、気をつけなければと感じたのは感染症予防です。お邪魔している私自身もそうですが、過去最高に中禅寺湖付近に人手を感じました。中にはマスクをせずに行列に並ぶ人の姿も気になってしまいました。
連休の中コロナ禍の反動もあると思います。箱根では例年の何倍かの人手だったとも聞きます。
そこで冷気が出てくると風邪が流行りだしますよね。先人は「風邪は万病の元」と言います。
これは風邪を患うことで一時的に免疫が不安定になり、他の疾患を招いてしまう可能性が高くなってしまうことが科学的にも立証していることです。
つまり怖い想像をしてしまうと、風邪を患ってしまうことで体内に侵入したコロナウィルスの増殖を抑えられなくなってしまうことも考えられるのです。
手洗い、うがい、マスクなどの飛沫対策という風邪予防はつまり感染症予防です。そこでさらに相乗効果を狙えるように疲労回復効果で鍼灸刺激を用いることも大きな手段の一つです。心地よい鍼灸治療を受けると疲労が抜けて身体の働きを発揮されることで、胃腸の働きも向上すると食物の分解吸収も捗り滋養強壮効果も上がります。
当院でも問診に用いますが『食欲』『睡眠』『便通』が健康の3原則とも言われ健康のバロメーターでもありますからね。
外出自粛などの行動制限によるストレスは免疫を不安定にしてしまうことがあります。風邪が流行りだす時期ですが外出をする際にも正しい知識でしっかりと感染症対策をおこないつつ、ストレスや疲れを溜め込まずに楽しんで日常を過ごせますように。
私も身体を酷使した分はしっかりと自分を甘やかして休息をします!皆さまも休日ならではの疲れを溜め込まないようにお気をつけてくださいね。