【朔日参り】お灸で免疫を発揮させる。

folder治療院にて

船橋市のじんゆうどう鍼灸院です。

連日のウィルス報道、訃報や外出自粛に気持ちも塞がりがちとなってしまいそうになりますね。4月も1日となり今日は習慣の朔日参り。船橋大神宮に行きたい気持ちが強かったですが、人との接触を少なくできるよう近所のららぽーと神社に行きます。思惑どうりすれ違った人は0人でした。

ららぽーと神社

どうか一日も早くこのウィルス騒動が収束に向かい、皆様にご健康とご多幸が広がりますように。

お灸で免疫を発揮させる。

上記のとうり連日の報道で気持ちが沈んでしまったり、スポーツジムの休業や外出自粛などで普段と違う生活リズムになることでストレスが溜まる…身体がだるい…食欲がでない…などを感じたりはしていないですか?

自律神経バランスが不安定になり免疫力が発揮されにくくなっている事があります。

このブログでも心地良く陽を浴びることや、花を愛でに気持ちよく散歩することなど以前に書かせていただきましたが、私自身がこの騒動から毎日行っているセルフケアとして題名にあるとうり「お灸」を自分ですえております。

足三里のお灸

今日はブログを書きながら「足三里」という場所に施灸してます。

戦前までお灸はとても身近な家庭療法でした。当時は大きなヤケドを作ったりもしていたので乱暴なイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、基本的には心地良く受けられる刺激でも効果が得られますよ。

適度な熱刺激ををすることでマクロファージという異物を殺菌する貪食細胞が活性化する事が認められ免疫力を高める作用が科学的にも認められています。
患者さん方に【モクサアフリカ】というアフリカでの結核、肝炎、エイズなどのウィルス感染予防にお灸を使って活躍されている団体の話をすることがありますが、すでにNHK総合で放映された『東洋医学ホントのチカラ』などで知っている方もいらっしゃいました。ホームページには臨床研究の結果、結核とHIV患者のお灸の効能として免疫力(CD4)の向上を証明することに成功したとの報告もあります。

このような事から、お灸は免疫力を発揮させて結核などの細菌やウイルスの予防や感染後の進行を抑える事が期待されます。

鍼にも自然治癒力を発揮する効果が大きく、NK(ナチュラルキラー)細胞やT細胞の移行を促進することが報告されています。NK細胞はウイルス感染した細胞を破壊し、ウイルスの排除を行う作用があります。T細胞には様々な種類が存在しますが、ウイルス感染した細胞を破壊し、そのウイルスを記憶、そして再度同じウィルスに感染した時に迅速な対応を行えるようにする働きがあります。

免疫力は心身を安定させて発揮される

「免疫力を鍛える」とも言われていることがありますが、実は「鍛える」というよりも「発揮」させるというイメージが近いかもしれません。実は心身が消耗してしまうことによって自律神経バランスが不安定となり、本来の免疫力が発揮されていない状態や、過度に働く場合がアレルギーを発症するということもあります。なのでリラックスして体調も良い状態が最も免疫が発揮されている状態ですので「頑張らない」ことも大事です。

体内に入ってきたウィルスを退治してくれるのはご自身の免疫系が主役となるのが事実です。「感染らないこと」予防がまずは第一です。もしかかってしまったときに回復できるよう「重篤化しないこと」。そして周囲に「感染らせないこと」。大事な方を守れるように、まずはご自愛にてお過ごしくださいね。

ウィルスは目に見えず感染数も増加している現在は不安があるかと思いますが、鍼灸治療は心身を癒やし本来備え持つ免疫力を心地良く発揮させてくれますよ。上手に取り入れてみてくださいね。