【立春】ウイルスから身を護ろう

- update更新日 : 2020年02月06日
folder治療院にて

船橋市のじんゆうどう鍼灸院です。

暦は【立春】に入りました。文字どうり「春が立つ」と、寒さも終わりこれから春に向かうという意味を持っている節季名ですね。

とは言っても「暑さ寒さも彼岸まで」とあるように、今年は暖冬と言えどもまだまだ強く寒さを感じる日もあります。

季節の変わり目に不調をきたさないように用心をしましょうね。

新型コロナウィルス

さて、今回の題目にある「ウィルスから身を護ろう」で真先に頭をよぎるのは、世界的に猛威を奮っている新型コロナウィルスだと思います。

 

今日のニュースでは使い捨てマスクが一箱¥40000で売られていたなんて情報もありました。花粉症や受験シーズンも重なって、マスクが重宝される時期ではありますが、それだけ需要が大きくなっている現状ですね。

おそらくワクチンや特効薬が開発されていないこともあり、感染力の強さがうかがえるので罹患数が増えることは避けられないのだと思います。

しかしマスクをしていれば絶対に大丈夫…ではないのです。コロナウィルスはもともと冬風邪とも言われており、ウィルス性なので咳やくしゃみによる飛沫感染での予防策の一つとしてマスクが推奨されているのです。私は気道の保湿性による感染予防の効果は大きいと思います。なので高価な使い捨てマスクを購入するよりも、自分好みの生地を使った布マスクを作成するのも一つの手段だと思います。

鍼灸治療で免疫を増進

そしてマスクだけが予防策とは限りませんよ。患者さん方に推奨しているのが、電車内での手袋の着用です。つり革などでウィルスに接触し、自身の粘膜に触れて感染という可能性も大きいからです。

手洗いやうがいも重要な予防策です。これらを考えると、純粋な風邪対策をしておくことになります。それもしっかりと丁寧に行ってみましょう。

そして何より御自身の体調、これが何よりも一番です。もし体内に侵入してきたウィルスと戦っていくれるのは御自身の免疫系統ですからね。体温が1℃低下してしまうことで免疫が約30%低下してしまうという研究結果も発表されています。なので鍼灸治療に限らず体調を整えて、血流を良くしておくということは、病気になりにくい、もしなったとしても治りやすい状態に自然に整えてくれます。特にお灸の免疫力上昇は目を見張るものがあります。事実、アフリカなど医療設備が整えられていない地域では、現地の方々が自らヨモギを栽培してモグサを生成して灸治療をおこない結核や肝炎、HIVを予防していたりもします。

灸治療は免疫を安定させて病になりにくい状態を作ってくれるのです。お灸がよく効くように、どこが冷えてどこに熱が必要なのかを診るため、身体を整えるように鍼を使っています。

世界的に騒がれている今だからこそ、病にならないように何が大事なのか。一度見つめ直してみましょう。きっと高額なマスクよりも高機能な働きがアナタの身体の中に備わっているはずですから。