温活士養成講座
船橋市のじんゆうどう鍼灸院です。
先日、日本温活協会が認定する【温活士】という資格を取得するセミナーに参加させて頂きました。
「温活」とは健康を維持するために適正な温度まで基礎体温を上げる活動のことを言います。
当院では日頃、患者さん方に東洋医学的な【冷え】の概念を用いつつ説明をしています。それは疲れたり弱ったり消耗しているところは固く冷えてしまう「冷えは万病の元」という東洋医学的な考え方です。西洋医学的に基礎体温を上昇するための生活習慣なども提案をしていますが、そこでさらに冷えを予防する方法や起きてしまうメカニズムなど勉強しようと考えて参加を決め、とても勉強となった内容でした。
過去には36℃後半だった日本人の基礎体温が年々低下をたどり、現代では35℃台の方も珍しくなくなってきていますが皆さんはいかがですか?
なぜ冷えてしまう?なぜ冷えがいけないのか…
極端な例えとなりますが、私達人間は大きく体温を変化させずに生命活動を行っています。エネルギー活動をしているものは熱を帯びています。すなわち細胞の活性化が活発であれば熱が生まれています。反対に活動せずに停滞しているもの、生命活動をしていないものは冷えてしまいます。体温が1℃下がることによって代謝は20%も下がってしまい、体内酵素の働きが低下してしまいます。ともなって腸の働き、白血球の働きも低下してしまい免疫力が発揮されないことで病気にかかりやすく、ガン細胞も増殖しやすい環境となってしまうのです。
正に「冷えは万病の元」ですね。
鍼灸治療は気血の巡りを促進して生命活動を活発化することを得意としています。
冷えを呼び込まないよう生活習慣でも温活ができると、より日常を快適に心身を心地良く保てるはずでしょう。温活士として最新の情報を取り入れつつ、これからも皆様にお伝えできたらと思います。