Mt.富士ヒルクライムレース2019

- update更新日 : 2019年06月19日
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じんゆうどう鍼灸院の石井です。

6月9日(日)に富士山で行われた自転車で坂道を駆け上っていくレース【第16回 Mt.富士ヒルクライムレース】に参加させていただきました。

いまや世界遺産となった富士山のスバルラインを通行止めにして5合目まで駆け上る、参加数なんと10000人という日本で一番大きな自転車ヒルクライムイベントです。今年の参加者は日本全国から…ではなかったです。唯一佐賀県のみエントリー者がいなかった模様。すごく惜しい…鹿児島県や沖縄県からも参加者がいらっしゃるのに、なぜか佐賀県のみ、「来年こそはどうぞ全国からおいでください!」と市長さんが熱弁されていました。

富士ヒル開会式

世界的に有名な富士山という事もあり、海外からも多くの参加者がいらっしゃり、言葉は通じなくても道を譲ったり挨拶したりと、自転車に国境はないんだな~、と感じましたね。

前日受付なので会場は人が集まり、様々なブース出店もあり、お祭り騒ぎです。天気予報が雨と発表されていましたので不安でしたが、青空も見えて心地よい陽気です。この調子で翌日のレース本番も晴れる事を祈っておりました。

平均斜度4%、24Kmの距離を標高2305mまで一気に駆け上っていくレース。そもそもスタート地点が1000m付近なのでなかなかの高さです。

完走すると(ブルー)ゴールまでの時間が90分を切ると(ブロンズ)75分を切ると(シルバー)60分を切ると(ゴールド)というリングがもらえます。出走された方でないとなかなかピンとはこないですよね?ブロンズで中級クライマー、シルバーで上級クライマー、ゴールドはプロ級と何かの記事で読んだことがありました。

私自身は坂を登ることは好きで、気持ちよく登れて楽しいと感じており、周囲の方々から「登りが速い!」と褒められるとすぐに舞い上がってしまう、お調子者の性格なので初回から目標はシルバーなんて大口を叩いてしまいます。

過去2回の結果、初回95分(玉砕)、2回目90分30秒(あと30秒…)というタイムなのにも関わらず、今回も身の程をわきまえない75分切り(シルバー)を目標としました。目標は高く。

サイクルジャージ

宿にて準備を…

私の職業柄、電気治療器で筋肉の疲労回復を図り少しでも疲労を抜けやすく、酷使した筋肉が痙攣を起こさないように【円皮鍼:えんぴしん】をつりやすい反応点に施して休みました。円皮鍼は0.6mmほどの貼り付ける鍼で、微細な侵襲刺激による生体反射によって血流を促進する効果を狙います。

鍼はドーピング扱いにはなりませんので御安心を。なんて考えつつ眠りに落ちました。

痙攣予防に円皮鍼

レース当日

5:30起床、さて天気は…

雨の出走前

見事に予報がハズれ、非常に冷たい雨です。

去年も雨の中からスタートでしたが、登っていくにつれて雲を抜け5合目ゴールは晴天でした。

しかし今年は青空が見えることなく終始雨。5合目付近は5℃という観測なので登るにつれて寒くなるという修行のようなレースとなりました。気が付いたら指が動かなくなっていたのには驚きましたね。

冷たい雨の中、どこをどう走ったかなんて記憶にないほど無心で登っていきました。これはもう半分以上は意地ですね。

五合目ゴールの光景です。

5合目ゴールにて下山準備

物凄く寒いです。雨対策をしていなかったので、ダウンや手袋などを装着しても冷たい水が染みてきてしまうのは誤算です…

雨の降りは滑ること、他の方の落車に巻き込まれる可能性などで本当に危険と感じたので全力ブレーキをかけて徐行しながら降りてきたのですが、登ることよりも降るほうがツラかったのは初めてです。

結果は

1時間28分、ブロンズリング獲得しました。

シルバーには程遠い結果ですが、レインコンディションで前回よりも記録が伸びているのにはとりあえず満足です。

趣味を楽しむ為には健康に安全に、が第一ですね。

ブロンズリング獲得

自分に言い訳しないように、しばらくアルコールも抜いた生活をしていたので、久しぶりにYEBISU様でリングを見ながら乾杯しました。

今回も送り出していただいた皆様に感謝です。

ありがとうございました。