【「歩く」ということ】2025.6月ニュースレター

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然ですが最近歩いていますか?

歩くという動作には実は足だけでなく骨盤や背中、肩や腕など全身運動につながるそうで、腕を振って上半身がねじれることで足が前に出るらしく身体を上手に使えると疲れにくい歩き方ができるそうです。

仕事や買い物で手に荷物を抱えながら歩くことが多い現代社会では本来の歩き方を忘れてしまっているなんていうこともあるとか… 

こちらの本は町医者として30年、高齢者の診療に携わってきた著者が「歩くこと」を中心に認知症をはじめとする病気予防や健康長寿につながる生活習慣をわかりやすく紹介している健康本でした。

歩くことで得られる健康メリット

  1. 歩くことで脳の血流がよくなり日中の運動により夜ぐっすり眠れて睡眠中に脳の掃除が進む。
  2.  血糖値の安定やインスリン感受性の改善に効果的で高血圧・糖尿病・高脂血症などの予防・改善に役立つ。
  3. 屋外を歩くと太陽の光を浴びセロトニンが分泌 → 気分が明るくうつ予防や自律神経のバランスも整う。
  4. 体内時計のリセット・快眠効果は朝に日光を浴びると、睡眠ホルモンのメラトニンがしっかり出る → 自然な眠気で快眠につながる。
  5. 運動によって基礎代謝が上がり肥満予防や血行がよくなり、肌つやの改善や冷えの解消にも効果あり。

特別なウェアや道具もいらず、歩くことは誰でも今すぐ始められるやさしい運動で「運動=きついもの」じゃなくてよく「散歩しながら自然を見る」「買い物ついでに歩く」など、生活の中に溶け込ませることが大事。そういうことが書かれています。純粋に歩くことを運動として身体をどう使えているのか楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

ちなみに歩く速さや距離の長さよりも大切なことは少しの時間でも毎日楽しく歩くことがいいそうですよ。

つぶやき

 愛犬の散歩にて。どうやら草や土を歩くことが好きなようです。もちろん性格もあるのでしょうが、アスファルトの舗装路ではなく本能的に草や土の感触を求めているのかもしれません。これもドッグランが流行る理由の一つなのかな…

実は人間も同じく土を踏む感触が脳への良い刺激となることや、素肌で砂や草木に触れるとアースのように身体のストレスが抜けていくという実験効果を耳にしたことがあります。田んぼの畦道で草の上をジョギングしていましたが、実は散歩をさせてもらっているのは私なのでは…?と思ってしまうこともあります。