【冷えについて:東洋医学編】2025.1月ニュースレター

【冷えは万病の元】
今回は前述した物理的な『冷え』よりも広義な意味をもつ
東洋医学的な『冷え』について書きます。
活発に動いている場所は熱を帯びます。自動車のエンジンなどがイメージしやすいのではないでしょうか。エンジンを停止していると活動を停止して冷えてきますよね。
弱って動きが悪い場所には冷えて血流が悪くなってしまうことがみられます。
前回、記した「冷たくすると疲れる…」というのも細胞の弱りを招いてしまうことになりますね。『①温かい②柔らかい』が身体には優しいのです。
少しややこしくなりますが火照りや熱中症、アレルギー等の熱症状にも身体の調節機能が上手に働かないことになるので、東洋医学的には背景に【冷え】が存在していると考えます。熱を抑えられない原因が冷えということですね。
特に重要なのは人体の中心のお腹。お腹が冷えて弱ると体調も機嫌も悪くなります。
冷たくすると弱るのか…弱って冷たくなっているのか…
順番はどちらにせよ【冷えは万病の元】というのは間違いないようです。
冷たい気は下から影響があります。古くから頭寒足熱が健康法とも言われる意味はここにありますので、お腹と足は温めて寒さを乗り切りましょう。
つぶやき
ここ数年は天気が良ければ初日の出を拝みに走っています。水筒の水が凍った去年と比べて今年はだいぶ暖かく感じました。「なんでそんな寒い思いをしてまで走るの?」とよく言われますが、それは自分でも最近ふと思う時がありますね…
走りながら導き出した答えは【意地】と【自己満足】。しかしこの【意地】というのはエネルギーを費やして心身を固く冷やしてしまうのであまり無理は禁物ですね…
と、今年もキレイな初日の出を眺めながら元気に誕生日を迎えての一年が始まりました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。