解毒力

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身体に悪いことほど楽しい

ジャンクフードや甘いもの、冷たいものなど美味しく感じるものは身体に悪いと言われていますよね。深夜の夜更かしもとても楽しいと思います。

食べ物に関しては食品添加物の影響で腸内細菌を乱すことにつながったり、生活習慣に関しては身体の機能を低下させることにつながることが科学的、医学的にも立証されています。

でも心にはどうでしょうか。

一生懸命頑張っているご自身にご褒美をあげたくなる気持ちはありますよね?

私は身体に良いことをお伝えするお仕事を生業とさせていただきます。「〇〇は避けた方が負担が軽いですよ。」と当院にいらしてくださった方はお心当たりがあるかと多います。しかしそんな私もアイスクリームを食べたりジャンクフードも食べたりします。

もちろん身体へ負担になることや毒となるようなものを摂取することは望ましくありませんが、日常生活の中で完全に遮断して生活をすることはとても困難ではないでしょうか。

そんなわけで今回は日常の身体への負担を解毒できるようになることを書かせていただきます。

コチラを気をつけていただくと日常の疲れが溜まりにくくなる。

つまりご自身にご褒美をあげつつ日常生活をより楽しめることがしやすくなります。

毒を吐き出せる身体作り

トリカブトをご存知でしょうか。口にすると死んでしまう場合もある毒性の強い植物ですが、実は球根を乾燥させたものは漢方薬にも使用されています。

何が言いたいのかというと、量と使用方法を間違えると薬は毒にもなりうるということです。

つまり美味しく楽しく癒される時間だとしても過ぎれば毒に変わる。解毒できる適量を上回ってしまうと身体に害をなすということですね。この解毒力が落ちている状態では身体に負担になるモノを吐き出すことが難しくなってしまいます。

体調が良い時の方が食欲があり、美味しく感じて食事を楽しむことができますよね。すなわちこれが解毒力が発揮されている状態だと考えます。

とすれば解毒する力を高めておくことで体が弱まることを防げることにもつながります。

重要なことは3つ

①ご自身と相性の良い発酵食品を日頃取り入れる

味噌や納豆やヨーグルト、キムチなど現代社会は手軽に発酵食品を食生活に取り入れることができます。私はコロナ禍をキッカケにぬか漬けを始め今でも継続しています。

ぬか漬け

日常的にお腹の調子を整えておくことで解毒力を高めましょう。

ちなみに善玉菌は体温よりも高い温度で、悪玉菌は体温よりも低い温度で活性化することがわかっていますので、これも私が白湯をオススメする理由の一つです。

②睡眠をしっかりとる

1日の中で最も炎症を治すことができる時間、それが睡眠中です。これは身体の隅々にいえることで内臓器官にも影響が大きくあります。

睡眠

身体の疲れはなくても脳の疲れやお腹の疲れがなくなることで身体の本領が発揮されることにつながり解毒力が高まりますね。

③心身を休ませるスイッチを入れる

心身が興奮状態にあると睡眠を上手に取れなくなってしまうこともあります。車で例えるところ『アクセルが戻らなくなっている』状態ですね。

これをリセットするのには鍼灸治療がとても有効です。東洋医学でいう生命力が消耗しすぎてしまうと回復する力が働かなくなってしまいます。鍼灸治療を受けていただくと精氣を補って回復する力を発揮することができます。自律神経バランスのリセットと言い換えると伝わりやすいでしょうか。

日常セルフケアでできるとしたら心拍が上がるような運動を取り入れていただいてもリセットされやすくなります。しかしお身体を動かすことがツラかったり、やる気が起きない時はご無理をなさらず、まずは治療を受けられることをお考えください。

心地良く

結論として

もちろん身体に負担になるような生活習慣や食品添加物、アルコールなどに関わる頻度は少ないほうがいいに越したことはありません。

しかし何もかも「コレ身体に悪いんだよな…」なんて気を使いながら仙人のような暮らしをすることも楽しいものではありませんよね。

体調を安定して解毒力を高めておくことで、好きなモノを召し上がったり、多少夜更かしをしたり日常生活をより楽しむことができるとしたらどうでしょう。

日頃お身体を大切にすることはとても大事なことですよね。

身体も喜んで心も喜ぶ。

そんな手段の1つに鍼灸治療がお手伝いをできると思います。

心地良く日常を過ごす