【立春】桜咲きますように

folder治療院にて

暦は【立春】になりました。

寒さも峠を越えて、これから春に向かうことを意味する言葉で、旧暦ではここをお正月としていましたね。

この時期では受験での疲れによって疲弊している方が多くみられます。

試験に直面しているお子様はもちろん、それを見守る親御さまのご負担も相当だと思います。

受験の疲れによる心身の不調

デスクワークによる肩こりや腰痛は比較的容易にイメージがつきやすいかと思います。筋肉が硬くなってしまうことが想像できますよね。

しかし、筋肉の硬さを招くものは同じ姿勢を保持することによる血行不良だけではありません。

「本番前に固くなってしまう…」なんてことはありませんか?

そうです、気持ち(精神)の緊張状態です。これは体を硬くするだけでなく、身体の働きさえも硬くしてしまうのでご注意ください。

  • 食欲がなくなる
  • 睡眠が浅くなる
  • お腹が緩くなる
    これらは健康を保つうえでの大切な3原則でもあり、言い換えれば①栄養補給②炎症の中和時間③不要物の解毒といった身体の機能を保つ上でとても重要な働きです。

緊張状態が長く続いた時、これらの症状が現れた時は自律神経バランスが不安定となり疲れが抜けず不調を兆すサインかもしれないので要注意です。

自律神経バランスを整える

鍼灸治療は恒常性(こうじょうせい)と言って安定作用の働きを得る効果を得意としています。

過剰に興奮してしまう状態を安静作用へ、意気消沈して働きが弱まってしまう状態を興奮作用へと真ん中の状態、いわゆる平(へい)という状態に安定させる働きがあります。

当院の鍼灸治療について

東洋医学的な考え、つまり氣の考え方を用いて治療をしていきます。

つまり心身に元氣が満ちているときは身体の機能が保て、元氣が消耗してきてしまうことで働きが保てなくなってしまうというのも一つの考え方です。

ストレスや疲労による日常生活内での元氣の消耗と、食事や運動、睡眠などによる元氣の回復。この均衡が安定していると良い体調が保てるという考え方です。

当院の治療ではこの元氣を補うような治療を受けていただきます。

今朝は積雪もあり、春という言葉がついても寒さを厳しく感じる日が続きます。

近所を散歩しているときに梅の木が満開に花をつけているのを見かけました。

「梅は咲いたが桜はまだか。」という言葉があるように次は桜が咲きますように。

お腹と脚を温め、心身を緩ませて暖かい春を待ちましょう。