霜降:秋の土用

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船橋市のじんゆうどう鍼灸院です。

暦は【霜降:そうこう】に入りました。「しもふり」とも呼んでしまいますね。あながち間違いではなく、北国から徐々に霜が降り始める時期、という意味を含むそうです。

世間では騒がしいニュースが絶えませんが、自然の成り立ちは素直に進んでいきますね。

霜降

秋の土用

「土用」というと【土用丑:どよううし】夏のうなぎを食す時期を思い浮かべるかもしれませんが、実は年に4回あり春○夏○長○秋○冬の○にあたるのが土用です。

すなわち季節の変わり目、変化の時期ですね。

秋の土用は11/6までと言われ、つまり冬への準備期間とも言ってもいいかもしれません。

衣替えなどを行うにしても、ちょうど頃合いなのでしょうね。

この時期には「た」のつく食べ物が良いと耳にしたことがあります。

だいこん、たこ、たまねぎ、たけのこ、たら

つまり旬のものを摂ると、今時期に必要な栄養素を摂取することができる。というのが漢方の考え方でもあります。

製造技術が栄えて一年中どんなものでも手に入れることができる時代ですが、旬の物を上手に取り入れて自然の力を借り、これから訪れる冬にむけて備えていきましょう。

だいこん

冬への準備期間

季節の変わり目に不調を感じる方が多いのですが、お身体にお変わりはありませんか?

これは身体が次の季節への変化に対応する過程で、必要な体力を補充したいサインとも捉えられます。

つまり心身が消耗している状態のまま変化には対応することは負担が大きいので「休んでほしいな…」という身体からのメッセージとも言いましょうか。

低気圧や寒さで「具合が悪くなる…」と言われますが、現在の身体の状態がハッキリと感じられるとしたら不調の受け取り方が変わってきますよね。

お風呂のお湯を触らずに放っておくとわかるように、霜降の霜の如く冷たい空気、冷気は下に滞留しています。

足元から冬支度を始めてくださいね。

雨上がりなど湿度が高くなる日は、上着から脱いで調節できるようにしましょう。

足元と深部体温は比例しますので、免疫能力にも影響してきますから風邪予防、ウィルス対策にも関係してきますからね。

人間は「変化の時」が最も不安で疲れるものです。抱えている疲れを取り除く手段の一つとして鍼灸治療もとても有効です。体調を整えることで身体の調節機能が発揮されますからオススメですよ。

古人は四季を感じて楽しんで暮らしたそうです。

体が全ての日常の資本でもあります。

身体を動かすのは気持ち、気持ちを作るのは体調、「心身一如:しんしんいちにょ」心も身体も同じです。

心身とも健やかに美しく。

寒さを辛く感じる日もありますが、季節というものを楽しく感じながら過ごせますように。心地良い鍼灸治療で体調を整えてください。

元気に過ごす