ぬか床の強い味方
船橋市のじんゆうどう鍼灸院です。
先日、患者さんから、ぬか床の強い味方をいただきました。
水抜き器です!
ぬか漬けの水
野菜をぬか漬けにする際に旨み成分が野菜に染み入ると同時に野菜の水分がぬか味噌に移ってくるのですが、この水が溜まってカビが発生する原因になってしまうことでもあります。
しかしこの水は様々な食物の栄養素を含んでいる旨み成分でもありますので、上手に使うとするならば『足しぬか』と言って炒ったぬかを足していくと美味しいぬか味噌が増えていくことになります。
しかし残念ながら我が家のぬか床のスペースは限られているので増殖は許されていないのです…
そこでこの水抜き器を使うことで余分に出た水を溜めて抜き去ることができるという優れものなのです。
始めるのは簡単ですが保つことは難しいのですね。何事にも言えることなのでしょうね。
今回、水抜き器を譲っていただいた患者さんはぬか漬けの素晴しさを教えていただいた方で、いつも楽しい知識を与えてくださいます。治療中に話に没頭してしまうことがあるので気をつけて集中するように心がけます。
Nさん、いつも有難うございます。
ぬか床を大事にする
いよいよ世界的にコロナウィルスに対して警戒意識が高まってきております。先ずはウィルス対策に対して正しい知識をもって冷静に対応をしましょう。
今後、多少なりとも社会的に行動制限がかかるとすると物流の供給などにも影響を及ぼす可能性も発生してくるかもしれません。
ご年配の方々から御教授いただく話から「昔は戦時中でも震災でも、財産より何よりぬか床を持って逃げたのものなのよ。」と話されますが、昨今ではおっしゃる意味が多少なりともわかる気がします。
なぜかというと、ぬか床は上手に使うと様々なモノを栄養のある食べ物に変えてくれる魔法の宝箱のような存在だからです。
現代社会は食べ物があって当たり前のように思えてしまいますが、ふと考えてみたときにこのような備えは重要な課題となり直面する事態となるかもしれません。
怖い想像は考えるとキリがありませんが、先人の知恵を携わり楽しく進んでいきたいと思います。