健康寿命を考える

健康こそ最高の資本

「自分の身体は生涯乗り続けるたった一つのかけがえのない大切な乗り物」という名言があります。

美味しくご飯を食べる、行きたい場所に自分の体で行ける、運動を楽しめる。

日常生活の全ての基本となるのはご自身の健康です。

そんなわけで近年、皆さん一度は耳にしたことがある【健康寿命】をテーマに書かせていただきます。

今回の内容を気をつけて生活をしていただくと日常の心身の消耗を少なく、回復しやすい体調になり健康寿命を保つことにつながるのではないかと思います。

ひと言でいうと元気を保ちながら人生を楽しめることにつながるのではないでしょうか。

そもそも健康寿命とは、心身ともに自立し健康的に生活できる期間という定義があります。

つまり生命活動を営んでいくにあたり、先述した「美味しくご飯を食べる、行きたい場所に自分の体で行ける、運動を楽しめる。」など好きなことが自分で行える活動期間です。

現在の平均統計では男性の健康寿命は72.68歳、女性は75.38歳

人生100年時代と言われる現代社会においてどれだけ健康寿命を延ばすことに重要な価値が出てくるとは思いませんか。

そもそも寿命を延ばすことができるのか…

そう考えたことはないでしょうか。不摂生を繰り返すことで短くすることは簡単ですよね。

生命の寿命を延ばすということは難しいかもしれませんが、こと【健康寿命】という考えでは延ばすことも可能ではないかと考えます。

精氣を虚さず補う

東洋医学では今現在の精氣、つまり今持っている生命エネルギーを内訳すると先天の精と後天の精という要因から成り立っているという考え方があります。

 

先天の精

ご両親、ご先祖代々から受け継いだ生まれながらのエネルギー、つまり遺伝的要因です。これを延ばすことというのは難しいですね。

後天の精

食事や運動などの生活習慣で補われるエネルギー。様々な健康法で補うことができる要因です。

この2つの精氣から現在の状態が作られているので、睡眠不足や食生活、ストレス、ケガなど精氣を虚するような要因を避けること。逆に精氣を補えるような生活を心がけていただくことで健康寿命は保ちやすくなるのではないかと思います。

これに重ねて適度な運動がとても重要です。

なぜなら筋力を保てることで身体中に血液を送る力が蓄えられていくこと、神経伝達が促進されて動かしやすい身体を保つことができることにつながるからです。

例えば現在の状態と、これから運動を初めて筋力がついた今後のお身体の状態。どちらが健康寿命が長いと思いますか。

そういう意味では健康寿命は延ばせる!と言えます。

よく動いてよく休む。上手に運動をとり入れたほうが回復が促進されることも立証されていますが、不調な状態では運動に意識を向けることも難しい場合もあります。

日常生活内で「何が身体にいいことなのか…」悩んでしまう時があるかと思います。運動といっても負荷の強いウェイトトレーニングを繰り返すことは精氣の消耗につながる場合もありますからね。

そんな時は気持ちの良いもの、気分の良いものが相性の良いことです。

あなたの感覚を信じてください。

心身の不調をリセットするには気持ちの良い鍼灸治療は後天の精を補う治療としてオススメです。

お身体を動かしやすい状態で日常生活に心地良い運動を取り入れて、どんどん健康寿命を延ばしていきましょう。

心地良く