鍼灸と整体の違いについて

このページでは、治療内容やその効果、資格などにおいて鍼灸と整体の違いをご説明いたします。

1. 最低限の刺激で最大の回復力を引き出す鍼灸

心地良い温かさのお灸

鍼灸院では鍼灸刺激で起こる生体反射を用いて、身体の回復作用を引き出す治療法を行っています。

特に当院では、『必要最低限の刺激で、御自身のもつ回復力を最大に引き出す』ことを目的としているので、刺激が負担となる事がないようにマッサージなどは加えずに鍼とお灸のみを使って症状の回復、体調の安定を目的としております。

整体院では・・・

身体の歪みを整えて回復力を引き出す治療や、リラクゼーションを目的としたマッサージなどを行う治療院が多いかと思われます。

2. 不調の原因を取り去るからこそ、治療効果の持続性が高い

歪みに関して例えると、当院では『なぜ歪みが現れるのか』の原因を取り去ることを目的としています。

症状として現れた歪みを取り去るだけでなく、今後不調を招いてしまうような歪みが現れなくなるように根本から改善していく治療をしています。

治療を重ねる(加療)につれて不調を招く原因が減っていき、体調を安定する働きが増すことによって、治療効果の持続性は高まっていきます。

整体院では・・・

リラクゼーション目的であったり、その場しのぎの歪みをとる治療の場合では症状を招く原因が除かれていないので、同じ状態を繰り返すケースが多いのではないかと思います。

3.西洋医学・東洋医学の観点から体調や症状をみていく

脈診

痛い場所に薬を使ったり治療をしても改善に向かわない場合、原因は痛い場所にないことが多くみられます。

それは現在のお悩みの症状が現れてしまう背景には、過去に負った古傷(交通事故、打撲、捻挫、切り傷、手術痕)が身体を弱らせてしまっている可能性が高く「なぜその症状が現れてきてしまったのか…」原因を探っていく事で根本から改善を図ることができるからです。

以前、こんなことがあったかも…今回の痛みと関係がないと思っていた違う場所が痛むことがあった…など、お話や治療を進めていくことで思い出したり気がつくことが多くありますので、問診も重要となります。

当院では西洋医学的な運動検査はもちろん、東洋医学的な【冷え】や身体の働きも考えに加えて症状の改善、体調の安定のための検査をしています。

整体院では・・・

施術の気持ち良さや癒しを目的としている場合、カウンセリングや検査を行わないこともあります。

4.はり師・きゅう師は 厚生労働省に認められた国家資格

大学や専門学校で解剖学、生理学や東洋医学、はり・きゅう理論などを学び受験資格を取得します。14科目の国家試験に合格することで、厚生労働省に認められる≪はり師≫≪きゅう師≫免許の国家資格保有者が施術にあたります。

解剖実習なども学び、人体に刺激を与えることに関して国に認められている資格となります。

整体院では・・・

民間資格の整体師、リラクゼーションセラピストであれば数時間だけの受講で協会から認められる資格も存在します。