鍼灸治療でポジティブを上手に使う

  • なんだか気乗りしない…
  • 気が進まない…
  • ネガティブなことに意識が向いてしまう…

そんな時はありませんか?

よく「ポジティブなことを考えよう!」「物事を良いほうに受け取ろう!」など様々なアドバイスを耳にしますが、気分がツラい時に頑張れ!というのはまるで疲れた時にムチで叩かれて動かされているようで厳しい場面もありますよね。

ムチで叩く

考えただけでもこんな状態はとてもイヤになってしまします…

そんな時に自然とポジティブに向かう手段の一つとして効果的な方法をお伝えします。

この方法を用いることで自然とストレスが解消し身体が動かしやすくなることは間違いありません。

ポジティブを頑張らない

ひとことで言いますとポジティブを頑張らない!ということです。

詳しく説明しますと物事の解釈を頑張って変えてみたり、一生懸命に深く考えて気持ちを変換しようとすることには、無意識のうちにとても大きなエネルギーが使われてしまっているからです。

あたかもやせ我慢をして無理に気持ちを変えてしまうようなイメージで、耐えて耐えてエネルギーを消耗していくような感じでしょうか。

やせ我慢

そこで重要なことは『感覚を上手に使う』ということ。

例えば人間は【考えること】と【感じること】を同時に行うことが難しい構造となっています。稀に同時進行でマルチタスクとして行っている方もいらっしゃるかもしれませんが、心の底から『美味しいなぁ!』と感じているときに『卵があっちの店のほうが安い!』なんて考えられない生き物です。

この感覚を上手に使うことで自然とポジティブスイッチがどんどん重なって入ってきます。

つまり頑張って無理に感情を前向きにするのではなく、『美味しい』『温かい』『心地良い』『良い香り』日常のポジティブな感覚をどんどん感じてみてください。

好きなお笑い芸人さんのネタや、可愛い動物動画に癒される効果もこの裏付けがあります。

アザラシ

ポジティブ感覚がどんどん積み重なることによって、無理に明るく取り繕わなくても自然と気持ちが軽くなってくることでしょう。

「あなたみたく余計なことを考えている時間なんてないのよ!」なんて意見も飛んできそうですが、それこそ5〜10分ほんの少しの時間でスマホを使ってSNSやネットニュースなど身の回りに関係のない情報を取り入れる時間があるとしたら、思考を停止して身近なポジティブ感覚を汲んでみてください。こうすることによってウィルパワーという集中力が回復でき仕事効率が上がることが科学的にも立証されていますからね。

鍼灸治療はポジティブ感覚の手段

鍼灸治療のように脱力して心地良い刺激を受けながら不快な症状が消えていく時間はとても効果的な手法です。ぜひ治療中は『温かい』『心地良い』という感覚に意識を向けて、治療後は『身体が軽い』『息がしやすい』を感じてみてください。呼吸がしやすく動かしやすい身体は心もスッキリします。

結論としては、無理に考えてポジティブな思考に切り替えようとせずに心地良いポジティブな感覚を上手に取り入れてください。

そうすることによってストレスが解消されて自然とポジティブな思考へと切り替わり課題をクリアできる集中力が回復されてきます。

鍼灸を受けている時は心も身体も回復する大切な治療時間となります。簡単にできる手段の一つとして日常に取り入れてみてください。

深呼吸