猫背、姿勢の改善
丸くなった背中を伸ばしたい…なかなか改善しないというお悩みありませんか？
カイロプラクティックや整体治療、マッサージなどの矯正治療を受けることが世間では周知されていると思います。
治療法は様々ありますが改善に至ればそれはもちろん幸いなことです。
しかし、当院には改善に至らず猫背などは遺伝や体質のせいと諦めて別の症状でのお悩みでいらっしゃる方が多いのでこの症例記事を書きたいと思いました。
治療後に改善するがすぐに繰り返してしまうということは、治療手段が根本的な原因の改善まで到達できていないからではないでしょうか。
そもそもなぜ猫背になってしまう？
原因は諸説あるとは思いますが、当院での鍼灸治療で改善に至るケースから考えられることとして姿勢不良は心身が消耗して弱っているサインと捉えてもいいのでしょう。
当院で用いる東洋医学的な診方ではお腹を身体の中心として考えます。
『お腹＝お中＝真ん中』
実は胎児から成長していく上で脳よりも先に発達していく生命活動で最も重要な部分です。脳に栄養と信号を送っているのもお腹です。
弱った時や痛みを感じる時はうずくまったり縮こまったりしますよね？
今日は絶好調だ！という時にはうずくまったりしないと思います。
このことからも姿勢が伸びにくく猫背になってしまうことは、お腹を守るための防御姿勢と考えてみてはいかがでしょうか。
単に姿勢が丸くなってしまう背景に、疲れたり弱ったり…そんな状態ではありませんか？
ヘルニアやストレートネックという診断につながる可能性
写真に見られるように背骨は首、胸、腰と部分を分けていくと上から前、後、前と緩やかにカーブを描いています。
これは重力の影響や衝撃を緩和するためではないかと考えられており、骨と骨の間には椎間板という軟骨がクッションのように働いてくれています。
この椎間板、ヘルニアという言葉とセットで耳にしたことがありますよね。
姿勢不良のために周囲の筋肉が硬くなり、この緩やかなカーブがなくなってきてしまうことで椎間板が縦に圧迫されてしまうことが強くなると横にズレてしまいます。
これが椎間板ヘルニアが発生してしまう原因の一つでもあります。
さらに緩やかに前に湾曲している首のカーブが消失して真っ直ぐな形になってきてしまう。
真っ直ぐな首、つまりストレートネックですね。
このようにヘルニアやストレートネックが起きてしまう原因は発症部分でないことも考えられます。
部分的に治療をしても改善に至らない理由の一つですね。
お腹を守る姿勢で膝も曲がってしまう
先ほどの写真で見られるように、背中が丸くなると自然と膝が伸びなくなります。
真っ直ぐよりもラクな姿勢を探しはじめ、膝を軽く曲げた時には外側に広がってきます。これは骨盤の形が広い女性ならなおさらですね。
すると膝関節の負担が大きく炎症が起きやすい状態が続くことで膝に水が貯まる要因にもつながり、変形性膝関節症の原因にもなりかねません。
さらに胸が広がらずに肺に空気が入らず呼吸がしにくい状態になります。
これでは血液内に酸素を取り込みにくく、全身の血流も悪くなってしまうことにも繋がります。
骨にまで変形が及んでしまうと改善が難しい
これは私の亡くなった祖母の話ですが、生前は畑仕事が大好きで毎日のように土を触っていました。
やはり背中は曲がり、通常歩行では地面を見て歩くような生活でした。
いつもの口癖で「畑に出て作業をしている方が生活がらくなんだよね。」と話していました。
何が言いたいかというと、身体はその方の生活しやすい方へと順応してくれていきます。
祖母の場合は『一日の中で作業をする時間が長い、畑仕事をしやすいように骨が変形してしまった。』と考えると納得できます。
つまり、スマホ首や先ほどの膝が伸びなくなる姿勢に身体が馴染んでしまうということです。
- 筋肉のコリが強い部分が現れ血流が悪くなる。
- 姿勢による見た目が変わる。
- 痛みや不快な症状を感じるようになる。
たかが姿勢、猫背と言っても骨格も人生も変わってしまうサインにつながっているのかもしれません。
船橋市で「どこに相談していいか悩んでしまう症状」であれば、根本から改善を目指す【じんゆうどう鍼灸院】の治療
ここまでの内容で症状が現れている原因が姿勢が曲がっている首や肩だけではないことがご納得いただけたかと思います。
局所的な治療では整形外科やカイロプラクティック、整体治療などで改善に至るケースは多いです。
それでも繰り返してしまう…更に改善をしたい！と思われる方は鍼灸治療という選択もあることをご検討ください。
猫背だから背中だけを治療していれば改善していくとは限りません。
当院の治療では背中が曲がってしまう原因そのものを取り去ることができるように【精気：生命力】を補うという東洋医学的な診方を用いて治療をしていきます。
治療後は身体の内側から温まり、固まっていた部分が緩んで呼吸がしやすくなりますよ。
これはつまり元氣が満ちて回復しやすい状態です。
その状態で姿勢を意識しつつ生活をしていくことで、自然と姿勢を保つ筋肉がついてきますから。
大丈夫です。頑張って治そうとせずに心身を癒やして休まれてくださいね。
8月診療日のお知らせです。
